眩しすぎるほど輝いても 無駄なエネルギーの消費みたい
皆が見たいのはレインボー
七色キッチリ筆にのせて キャンバスめがけてぶつけよう
どんな空にも栄える毒色
くっきり輪郭分けたいけれど
淀んでみなけりゃ虹にはなれない
泥の色のような 光で空に輪をかけよう
淀んで危なっかしく 拮抗したまま
思考が固まるまで 動かなければ空も逃げてゆく
ちょっと淀んでる 自分のがいい
鮮やかに見えてるあの現象 実は実体無き幻想
それでも描きたい本能
気づけば七色に見とれて その向こうの色を見落としてる
背景無き絵なんか塗りつぶせ
しっかり虹だと描きたいけれど
そんなに見えるなら描く意味がないね
僕の眼を使って 吸い込んできた光景は
いつも揺らいでる そのほうが素敵
ここがどうなるか 自分すら分からないセッション
いつも間違える それくらいでいい
泥の色のような 光で空に輪をかけよう
淀んで危なっかしく まるでレインボー
思考が固まるまで 動かなければ空も逃げてゆく
ちょっと淀んでる そんな自分でいい